「嘘つき姫と盲目王子」をプレイした件

Switchの「嘘つき姫と盲目王子」をプレイしました

前から絵柄や世界観が気になっていたけど値段が高めだったので手を出しかけては引っ込めだしかけては引っ込めていたSwitchのソフト「嘘つき姫と盲目王子」をプレイしました。そしてクリアしました。

 なお、Switch版の他にPS4、PS Vita版もあるようです。

どんなゲームか

以下、公式サイト以上のネタバレはしないように書きますが、ゲームのだいたいのジャンルとしては「絵本+アクション+パズル」という感じだと思いました。

そう、「絵本」と書きましたが、このソフトはストーリーを味わうのが中心になると思います。

全体の音楽、そして絵の雰囲気の調和がとても素晴らしかったのです。

もっと詳しい雰囲気は公式サイト(できれば「音楽あり」で)を見ていただくといいと思います。

嘘つき姫と盲目王子|日本一ソフトウェア
好評発売中 日本一ソフトウェア新作アクションアドベンチャー PS4/PSVita/NintendoSwitch用ゲームソフト「嘘つき姫と盲目王子」の公式サイトです。

なお、公式のイメージムービーも公開されているのですけど、実際はここまで激しくないというか、もっと静かに、そして切なく話が進んでいきます。そういう意味で公式サイトの方が実際のゲームに近いかなと思います。


嘘つき姫と盲目王子 イメージムービー

あ、朗読ムービーというのも公開されていました。


嘘つき姫と盲目王子 朗読ムービー

おそらく、この朗読ムービーの音声はゲーム本編(オープニング部分)で流れるものと同じだと思います。こういう感じのゲームです。

なお、映像はここまで動く感じではなくもっと絵本っぽい感じです。

ストーリーが、切ない

先ほど上の方でも「切ない」という表現で書いたのですけど、とにかく「切ない」ってのはこのゲームをやったときの感情のことを言うんだな、というくらい切ないストーリーでした。(私にとっては)

何せ、オープニングのところのストーリーからして切ないし、その後いろいろあって最後がまた切ないし、私など全部終わってからいろいろ考えたらまた切なくなってきたという感じです。

ゲーム画面がいい

その切ないストーリーは、画面、音楽、音声を通して受け取ることになるのですけど、雰囲気がよく出ているんですよね。

タイトル画面もまたいいわけです。

プレイしてからこのタイトル画面を見ると、どういう場面を表しているのかもわかってきてまたいいのです。

さて、ゲーム本編はというと、不気味な森の中を、姫を操作して目の見えない王子の手を引いて進んでいくのです。

背景とこのキャラクターのかわいらしさがまたいいし、手をつなぐというのはやはりいいですよね。

手をつなぐゲームというと名作として有名な「ICO」というゲームがありますね。

ICOは私は1回だけやらせてもらったことがあるのですけど、道に迷ったのと、敵がなんかジワジワと出現してくるのが怖くてうまく遊べませんでした。

嘘つき姫の盲目王子に関しては、そういったアクション面はやや優しめです。(とはいえ、敵にやられたり、高いところから落ちると一発アウトです。)

で、ポイントとなるのですけど、姫はボタン1つでオオカミの化け物に変身できます。

逆もまた然りで、いくらでも変身できます。

姫状態と狼状態では、動きやできることなどいろいろ違うところがあります。

また、王子も自分では自由には動けないということで3者それぞれの特徴があります。

で、道中にはいろいろな仕掛け(基本的にはスイッチとか)があるので、それをうまいこと乗り越えていくという形になります。

その仕掛けを解くところにパズル要素があります。

あちこち、いい

さて、ストーリーがいいっていうところなのですけど、このゲームではストーリー部分(画面に文字が出るところ)に関しては絵本を読んでいるかのようなフルボイスの仕様になっています。これもまたとても世界観にあった読み上げ方になっていると思います。

ロード画面なんかも、左に見えているオオカミが泣いていたりしてこれもまたストーリー的にグッとくるものがあります。

何度も書きますけど、全体のストーリーや雰囲気が良いゲームでして、最後がどうなるのか仕方なくてしょうがありませんでした。(なので、プレイ予定であれば攻略サイト等を見ないようにしたほうがいいと思います。)

※↑なんかエンディングっぽい画面ですけど違いますのでご安心を。

ゲーム内にはトロフィー要素もあるのですけど、私としてはこの黒い画面が表示されるとともに獲得された「スタート地点」というトロフィーの名前が刺さりました。(ネタバレになるので詳しくは書きませんが……)

全部いいけど、1つだけ……

というわけで、「嘘つき姫と盲目王子」はとにかく全体的にクオリティが高いというかとても満足度の高いゲームになっているのですけど、たった1つだけどうしても気になってしまうのがそのお値段なのです……。

私もこのお値段に躊躇してしまって、2018年5月の発売から今まで見送ってきていたのですけど、このゲームから得られた感動としてはそれ相応の価値はあるとは思います。

しかし、ボリュームという観点から他のゲームと比べてしまうとどうしても高額であるという印象になってしまうのが惜しいところです。

私の場合、3時間20分でクリアとなりました。

やり込み要素はスルー気味でやったのですけど、そこをがんばってやったとしてもあまり時間はかからないかもしれないです。

……ただ、ストーリー的にはゲーム本編のボリュームはとてもバランスがいいのかなという気もするのです。これ以上長く遊べると逆にストーリーの進みが回りくどくなってしまいそうなのです。

なので、気になってしまうのはこのお値段だけなのです。

まとめ

そんなわけで、上に載せた朗読ムービーがお好きなようでしたら検討してみてはどうでしょうか。

本当に切ないお話です。

おわり。

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