私は読書というものが苦手でした。どうも文章から状況をイメージすることがうまくできなくてとにかくつらいんですよね。幼少期から字の本を避けてきたせいなのか。
……しかし、それも半年前までの話です。
実は半年前にAmazonの電子書籍リーダーKindleを購入したのですが、それ以来、ちょこちょこ読書するように(できるように)なりました。
というわけで、購入した理由といろんなモデルのうち今のKindleを選んだ理由を書きます。何か参考になればと思います。
Kindleを購入した不純な動機
取扱説明書とか技術書みたいなのは大好きなんですけど、小説みたいなのがどうも読めない私がKindleを購入した理由は我ながらどうかと思いますが次の2点です。
- 電子ペーパーを使った端末がほしかった
→液晶ディスプレイとかではない、電子ペーパーという画面にちょっと興味があって手に入れたかった。 - 「趣味は読書です」と言いたかった
→メインの趣味はパソコンだのゲームだのですが、大人として履歴書とかに書くにはつらいものがあるので、オーソドックスですが趣味だと言えるようにしたかった。
という理由です。これはひどい。
買った結果
いきなり結論となりますが、
- 電子ペーパーは読書に最適だということがわかった
→紙の本に近いんですよね。液晶みたいに光るわけでもないから目にやさしい感じがします。 - 「趣味は読書です」と言っても嘘ではない状態になった
→本当に趣味が読書の人には全く敵いませんが、せっかく買ったんだからと思って無料本読み始めたらなんか読めるようになりました。いい感じです。
そのような感じで満足しています。
若干、セールで激安になった漫画を買ったりしましたが、基本的には無料の小説を読んでいるところです。今は「吾輩は猫である」を読んでいるところです。私の国語の教科書には載ってなかったと思うので、今新鮮な気持ちで読んでいます。そういう話だったのか……!という感じです。
いろいろなKindle
そんな感じで、無料本がいろいろあるのも嬉しいポイントですが、いざKindleを手に入れようとするとたくさんのモデルがあります。
- Kindle
→一番シンプルで安いモデル。 - Kindle Paperwhite
→解像度が高くなったり、ライトが付いたり、機能が増えたモデル。 - Kindle Voyage
→ライトに明るさの自動調節がついたり、Paperwhiteより軽くなったり、さらに機能が増えたモデル。
さらに、Fireというタブレットも売られています。
こちらは普通のタブレットといった感じで、読書だけではなく動画再生などなど可能な感じです。Fireにも画面のサイズなどでいくつかの種類あります。
なお、Kindleはモノクロ、Fireはカラーですが、どちらでもマンガは読めます。
私が選んだKindle
どれが良いのかちょっと迷いましたが最終的には一番安い普通のKindleにしました。
Kindle Wi-Fi、ブラック、キャンペーン情報つきモデル、電子書籍リーダー
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2014/10/02
- メディア: エレクトロニクス
普通のKindleにした理由
少し迷いましたが、一番シンプルなのにしました。
- 電池が数週間持つ
→これはガラケーもそうですが、電池が持つ機械が好きなんです。Fireはタブレットなのでどうしても数時間単位ですが、Kindleシリーズはどれも長いです。 - 価格が安い
→私にとってはかなり重要なポイントですが、そもそもの購入した動機を考えると、高いもの買っても触らなくなったりしたらもったいないと考えました。 - 私の使い方ではライトはいらないと思った
→夜にパソコンとかのディスプレイを見るとなかなか眠れなくなるという話はよく聞きますし、暗い中で画面みたら視力にもよくなさそうなので、暗い部屋では使わないつもりで買いました。普通の本に近いのがいいなぁと思いました。
これらの理由で買いましたが、私の使い方としては大正解でした。
購入にあたり気になったところ
「キャンペーン情報つき」と「キャンペーン情報なし」
購入しようとして画面をよく見ると、この2種類が選択できるようになっています。
これは何かというと、「キャンペーン情報つき」にすると2000円安い代わりに、Kindleのスリープを解除するときにKindle本関係の宣伝が表示されるというものです。
これはどれだけ邪魔になるのかな、と思いつつ「キャンペーン情報つき」にしましたが、読み始めるとき(スリープ解除するとき)に、画面を1回さっとなぞれば消えるので別に大した手間ではありませんでした。それに、何かお得情報も入るかもしれないので、個人的にはむしろあったほうがいいと思っています。
「WiFiのみ」と「無料3Gつき」
これはPaperwhiteやVoyageだけで、ただのKindleはWiFiのみしかないのですが、無料3Gではインターネット環境がなくても本を購入できるというものです。
私は家のWiFiが使えれば十分なので、普通のKindleで問題なしと判断しました。
解像度「167ppi」と「300ppi」
普通のKindleが167ppi、PaperwhiteやVoyageは300ppiという解像度で、後者のほうがより細かい表示ができるようになっています。
これも購入前に少し気になりましたが、買ってみても別に気になるところはありませんでした。
実際に300ppiを見ていないからかもしれませんが、紙とそんなに変わらないなぁという印象です。
その他、Kindleの良かったところ
文字の大きさやフォントが選べる
これは電子書籍なら当たり前かもしれませんが、読みやすいように調節できます。
辞書が入っている
本を読んでいて、難しい漢字や言葉が出てきたら、その文字を長押しすると辞書が開いて読み方や意味も確認できます。
古い本を読むと独特の言葉が出てきたりしましたが、これのおかげで読みやすかったです。
なお、私は本をKindleに入れてからは、さらに電力消費を抑えるために「機内モードをオン」にしてネットにつながっていない状態で使っていますが、この状態でも辞書は使えます。
まとめ
というわけで、私の使い方では一番安いモデルでちょうど良く、おかげさまで読書が好きになってきたところです。
同じように読書が苦手な方も余裕があれば、ちょっと試してみてはいかがでしょうか。
Kindle Paperwhite (第6世代) ―Wi-Fi
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2013/10/22
- メディア: エレクトロニクス
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