調子悪くなった機械はバラしたい
私、いくつかパソコンのマウスを使っているのですけども、そのうち1個のマウスでクルクルまわるホイールのところが不調になりました。
回しているとちょっと戻ったり回しても空ぶったりします。
無線のマウスなので、とりあえず電池を交換してみたものの直らず。
これはもう買うしかないかと思いましたが、今回問題となったのは無線のキーボードと無線のマウスのセットになっているもので、1個のUSBレシーバーで両方つながるというものなのです。
マウスを新しいものに交換するとUSBの穴がそれ用にもう1個ふさがるのがちょっと悔しいです。
というわけで、最後の悪あがきで分解してなんとかならないかやってみました。
やる
先日、Joy-Conの分解にハマったのでもう躊躇なくバラさせていただきます。
というか、マウスは他のものですけど過去にもバラしたことがあるはずで、なんとかなりそうな気がしています。
大方、ホコリが詰まったとかだと思うので掃除すればいいのではないかと。
それで分解ですが、第一関門として今回のマウスもネジ穴が見当たりません。
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が、「フッ、そこでしょ?」ということで、すべすべの板みたいなのがついているのをはがすとネジが出現しました。
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ここまではOKなんですけど、ネジ穴がプラスでもマイナスでもないYのやつなので要注意でした。
Joy-Conの修理キットについてきていたYのドライバを使ったらちょうどよかったのでそれでネジを外しました。
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でもって、ホイールの軸のあたりを見ると、案の定糸くずみたいなのが少し巻き付いていました。
やはりゴミがあったか……。とニヤリとしつつピンセットで取り除きました。
でもってこのままマウス電源入れてみてチェックしたところ……、直ってない!
いや、なんとなく、ゴミをとりながら「でも、このゴミで回転おかしくなることあるかな?」と疑問はあったのですけども……。ホイールの軸のゴミは関係なかった模様。
となるとなにかというと、ホイールの根元にあるセンサーがおかしくなっているのかも。
このパターンは、Joy-Conのスティック直しの中でやったはんだ付けをとって部品交換のパターンかなと思いました。
我ながら経験を得て、修理スキルが上がったようです。解決策がすぐわかる。
でもってこのパーツを調べると「ロータリーエンコーダ」という様子でした。
で、買おうかなと思ったんですけども5個で送料込み800円くらいするみたいですね。
あと、なにやらホイールの軸を通す、穴の位置の高さで何個か種類があるようで、今回故障したのを測ってみるとおそらく基板から10mmの高さだと思うのですが(ロータリーエンコーダ自体にも「10」と書いてあった)、どうも10mmのものがなかなか無いのですよね。
あると思ったら中国からで1か月待ちとかなので待てない。
だったらもう新しいマウス買っちゃったほうがいいのでは?と心が折れた次第です。
Joy-Conだと8,000円とかするので直しがいがあるのですが、私が買うようなマウスは2,000円とかなので直さなくても新しいの買った方が快適なのではないか。
しかし、そういえばJoy-Conのときにもう1個やったこととして、部品自体をバラして掃除するというのがありました。
部品がちっちゃくて、破壊してしまうリスクも高いのですが、もうどっちみちこのマウスは部品買って交換まではしたくないのでいいかなと思いまして決行することにしました。
で、ホントははんだ付けを取って基板から外してからすべきかなとは思いましたが、なんかもう面倒になってしまって、基板にロータリーエンコーダがついたままグニグニやりました……ら、めちゃくちゃ部品曲がりつつバラバラになりました。
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これ、大丈夫かな……。
よくわからない形のパーツが出てきたし……。
というわけですが、とりあえず出てきたやつとか、開いちゃった中身を無水エタノールと綿棒で洗います。
するとなんか黒い粉みたいなのが取れたり……、
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綿棒に黒い汚れが付いたりしました。
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なんとなく、中に入っている丸いパーツと、ロータリーエンコーダの中の金属部分がパンタグラフみたいに接触して信号を読み取っていそうに見えたので、その辺を特にきれいにしてみました。
あと、取り出した丸い部品が本当にパンタグラフっぽい感じになっているようだったので、ごくごく軽く金属部分を曲げて、もっと接触しやすいだろうという感じにしておきました。
そこまでが終わったら元通りに組み立て……はならず、無理やり部品をひん曲げたので微妙にサイドがひしゃげた感じになりました。
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けども、とりあえずホイールを元通り穴に入れて組み立てなおすことができたので、これで試してみたら、なんと、見事にマウスホイールの動きが直りました!
ホイールを回すと、思った通りに画面がスクロールするというこの喜び。マウスに感謝です。
やればできるもんですね。
そういえばこれもJoy-Con修理のときにあったパターンですけども、機械の調子が悪いときは金属同士の接点部分に黒ずみとかついているのをなんとかする、というのが大事なのかなと思いました。
というわけで、今回の修理は大成功でした。
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使ったのは、ピンセット、綿棒、マイナスドライバー(ちっちゃいのと、もっとちっちゃいの)、Yネジのドライバー、無水エタノールのみなさんでした。
まとめ
というわけで、捨てる前の最後の悪あがきとして修理にチャレンジしてみるのは楽しいなと思いました。
とくに、無水エタノールで中を掃除してきれいにするというのが気持ちいいです。
あと、ここ最近でJoy-Con分解しまくっていたせいでわかってきたことも結構あるんだなというのを実感しました。チャレンジ大事ですね。
決して手持ちの機械に壊れてほしいわけではありませんが、またやってみたいものです。
おわり。
補足
その後、また別のマウスの修理で無水エタノール使ったらなんとかなったということがありました。
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