スマホでフリック入力した後にガラケーに戻ったらT9方式が使いやすく感じている件

まず、T9とは

T9(ティーナイン)というのは、だいぶ前からNECのガラケーに入っている文字入力の方式の一つです。

例えば「おかし」という文字をガラケーで入力する場合、だいたいは次の2つの方式がメジャーなところだと思います。

  • 「11111233」というように「お」ならば「あ行」の5番目なので対応する1のボタンを5回打つトグル方式(かな方式)
  • 「152132」のように行の番号と段の番号の2つで1文字を表すポケベル打ち(2タッチ方式)

で、T9というのは行の番号を1回しか打たない方式で、「おかし」であれば「123」と押すだけになります。

ただし、「123」というは「あ行、か行、さ行」なので、ほかにも該当する言葉はいろいろあります。「あかし」とか「えきす」などなど。

そのため、テンキーを打つ文字数は少ないけど、その後に候補から打ちたい文字を選ぶという手順が入る方式です。

私の入力方式の変遷

私はポケベルに対して文字を打ったことがちょっとだけあって、それはもちろん電話機からのポケベル方式でしたけど、自分の携帯を手に入れてからはトグル方式でスタートしました。

キー押すたびに画面の文字も「あ→い→う→え→お」と変わるので打ちやすいんですよね。

その後、Nの携帯にしたときに珍しもの好きの私としてはさっそくT9を使ってみたんですけど、どうもなじめずトグルに戻りました。

しかしながら、1文字を1回の操作で済ませたいという気持ちは強かったので、スマホではフリック入力に移行しました。

タッチパネルだとキーを押し込むという動きもなく、タッチしてなぞるくらいなので楽ですね。フリックは素晴らしいですよねぇ。

そして2台持ちでガラケー復活

そんな感じでしたけど、例のスマホとガラケーの2台持ちにより、再びガラケーに戻ってきました。

ガラケーの用途は通話がメインですが、iモードメールも使えるので文字を打つ機会もあるわけです。(めったにメール使わないですけど)

で、久々にガラケーで文字を打とうとしたら、今度はなぜかトグル方式よりT9方式の方が使いやすく感じてしまったという次第です。

フリック入力を続けていたらどうも1操作で1文字というのに慣れてしまったようで、意外な状況でした。

確かに操作する指の動きはフリックとT9で似てますもんね。

T9の変換について

先ほどの通り、T9は数字キーを押した後に候補から言葉を選ぶ必要があります。

イメージとしてはフリックで入力して漢字変換するときに近い画面なんですが、「おかし」だけでなく「いかす」とかほかの読みも出てくるので選択肢が多め&タッチパネルでないので方向キーでポチポチと選択肢を選ぶ必要があって、少々面倒に感じるところも……。

それで、フリックとは違うなぁと思っていました。
……が、T9の方も使っているうちに学習してくれるのであまり選ばなくてよくなってきました。

こうなってくればもう楽々入力できます。漢字変換までした状態で候補に出てくるので一発で行けることも多いです。

いやぁ、T9って、使えば使うほど味が出てくるスルメみたいな方式だったんですね。

(一方、学習されちゃうってことは、自分の入力する言葉のワンパターンさにも驚きますが)

まとめ

というわけで、時を超えてT9の便利さが分かったというお話でした。
立場や見方が変われば、その価値も変わってくるというところでしょうか。

とにかく、文字の入力はどうしてもデバイスにはつきものなので、便利であれば便利なほど良いですね。指すら使わないようなのができるといいなぁ。

声での入力はありますけどメール打つときなんかは周りに全部聞こえちゃいますから、また新しい方式とか作られると良いですね。

おわり。 

NEC docomo N-01G ホワイト

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  • 出版社/メーカー: NEC
  • メディア: エレクトロニクス

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