Amazon Fire TV Stickがあまりにも落ちるので発熱と戦った件

最近よく落ちる

以前も書きましたが、私はAmazon Fire TV Stickを使ってテレビでYouTubeなどをたしなんでおります。

私が持っているのは2019年に出たタイプより一つ前のモデルだと思います。

しかし最近どうもうまく起動してくれなかったり、途中で落ちたりする(突然再起動する)のです。

この症状は先日書いた、なぜか家の機械の調子がおかしい件と同時期にスタートしています。

家の機械の調子おかしいのが頻発している件
ここ1週間いくつかおかしい 先日、SwitchのJoy-Conが若干調子よくないということがありました。 で、実は他にも家の機械類が調子よくないってのがありまして、パソコンがうまく起動しない、テレビから音声が出ない、というのも発生しています...

で、今回のStickはかなり重症でして、ここ1~2週間はごくたまにしか使えないという状況なのです。

熱暴走か?

で、Amazon Fire TV Stickとのこれまでのお付き合いから、調子が悪くなる原因は基本的に次の2つだと思っています。

  1. 電力不足
    →HDMIセレクターのつなぎ方に難があると起こりがち。起動中、ホーム画面が表示される直前でリセットされて再起動を繰り返す。
  2. 熱暴走
    →Stickが熱くなると発生。上記症状の他に再生中に画質が落ちる、何かしらのエラーが出る、フリーズする、再生中に落ちて再起動がかかる、前回スリープ状態にしておいたはずが起動から始まるといった症状が出ます。

今回の症状はどちらかというと熱暴走っぽくて、Stick触ると確かに熱々なのです。

最近春になって気温上がってきたからこれかなぁという感じも。

去年も夏にはわりと熱くなったので、Stickの上に10円玉を何枚か重ねて置いておいて熱を逃がすヒートシンクの効果を狙ったところ症状がほとんど出なくなったんですけど、今年はまだ春先からこれだし、なぜか去年よりも明らかに熱い気がする。

原因はよくわかりませんが、まずはしっかりとした放熱をしてみたほうがよさそうだと思いました。

というわけで、Fire TV Stickの放熱についていろいろ試してみた次第です。

なお、現状ですけど、私の家はテレビラック的なものがありまして、テレビの下にHDDレコーダーがあります。

この写真では置いていないんですけど、このHDDレコーダーの上(高さ10cmほどの空間)にHDMIセレクターとFire TV Stickを直置きしている状態でした。

HDDレコーダー自体はほとんど温かくもならず、またラックの前後左右は扉もないのでそんな熱がこもるとかもなさそうなんですけど……。

ちなみに、HDMIセレクターを外してStickをテレビに直で差したところそこまで熱くならなかったしすこぶる快調でした。

うちのテレビにHDMI入力がもう1個あればなぁ……。

検証1.Stickの下に空間を作る

というわけで、まず怪しいのは直置きしているということ。

Fire TV StickはテレビのHDMI端子に差し込むものなので、通常はテレビからぶらさがって空中に浮いているんじゃないかと思います。

しかしながら私のTVはHDMI端子が1つしかなくてHDMIセレクターを使っている都合上、直置き状態なのでした。

というわけで、なんとなく下駄をはかせるような感じにしようと思いまして、とりあえずおゆまると100円玉を用意。

ちょっとだけやわらかくしたおゆまるに100円玉をギューッと押し付けて固定。

で、それに乗せるという感じにしてみました。

100円玉を使った理由は、本当は10円玉のほうが銅なので熱伝導率が良さそうなのですけどたまたま10円玉がなかったためです。

あと、おゆまるを使ったのはしっかりとしたグリップ力が得られそうだったからです。

実際、HDDレコーダーの上におゆまるを置くと滑りません。

ただし、100円玉とFire TV Stickってのはよく滑ります。意味ない!

そんな感じでしたけど効果もありませんでした!!

検証2.ヒートシンクを自作する

放熱と言えばやはりヒートシンクだろうか……と思いまして、つけてみることにしました。

ヒートシンクはいろいろ売られているようですけど……、

すぐ使いたいので100円ショップにダッシュして見よう見まねで作ってみることにしました。

100円ショップにいったところ、いろんな材質のものが売られているもんでして、ざっくり調べたところ熱伝導率的には

銅>アルミ>>>>スチール>(ブリキ?)>>>ステンレス

のような感じっぽいです。

銅の製品は見つけられなかったのでとりあえずアルミの針金と、アルミのフタのある容器を購入してみたのでした。

で、ヒートシンクってちょっとトゲトゲというか波っぽい形にすればいいんでしょ?

と思いまして銅である10円玉と組み合わせてみることにしました。

具体的にはこうです。

Stickとの接地面が小さいので効果が怪しいですけどどうかな……。

とりあえず全部で10個作ったのです。

何かのアートか?って感じになりました。

裏側は有刺鉄線みたいになった。

我ながらヤバい機械になりましたね。

でも、置いたときに少し隙間が生まれるのはいいのかもしれない。

で、仕上げに容器のアルミのフタを取り外して、フタの裏の白いやつも取っちゃって、

くくりつけてできあがりです。なんだこれは。

で、これだけやって効果ありませんでしたけど。

この努力はなんだったのか。

検証3.Fire TV Stickの置き場所を変える

もうどうにもならんので、なるべく通常のFire TV Stickの状態(テレビに直で差した状態)に近づけてみたらどうだろうかと思って、HDMIセレクターと検証2の状態のFire TV Stickをテレビの後ろにおいてみたのであります。

そしたら、なんか快調になったんですよね。

HDDレコーダーの上も通気性はよさそうに見えるんですけど、何が違うんだろう……?

そして、マジで検証2の努力はなんだったのか。

……いや、それでもStickに括り付けた10円玉を触ってみると温かくなっているので、ヒートシンクとしてのある程度の効果は多少はあって、ステキな動画鑑賞ライフに貢献できているものと信じています。

まとめ

というわけで、機械の調子がよろしくないときは、まず本来の使い方で試してみて、それでうまくいくならなるべくそれに近い環境でテストしてみるってのがいいのかなと思った次第です。

おわり。

追記

その後また調子悪くなったので根本的な対策をしました。

コメント

  1. F生 より:

    すごく面白い実験で参考になりました。アルミホイールほどうかと思っているところです

  2. prinkuma より:

    ありがとうございます!
    私の場合は結局HDMI切り替え機(セレクタ)を変えてからはずっと快調でして、何が正解かわからないのですけどいろいろやってみるしかないかもしれませんね。

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