Fitbit Sense 2でスマートウォッチ始めてみた件

Pixel Watch 3が発表されたところですが

こんにちは。

ここ最近何かと体調のよろしくないprinkumaと申します。

なんだかここ1年くらいは人生初めての症状がちょこちょこ出てしまって5件の病院に初診でかかってるんですよね……。
今までこんなの無かったのに、というのが次々やってきます。

具体的には、まずは去年の今くらいの時期にあった……
①鼻がくさい問題

→耳鼻科で花粉症という診断で2か月後くらいには治りました。なお、今年もまた発生しています。

②目の前キラキラ問題

→脳外科でCT検査したところとりあえず脳は大丈夫とのことでした。素人判断では「閃輝暗点」という症状。先月再発しましたが脳が大丈夫だというならひとまず安心ということでゆっくりと原因を推理しているところです。

③胆のう?激痛問題

→なんだか急な腹痛から数日調子悪かったのですけども腹部エコーで問題見つけられず。その後もフライドチキンはおいしく食べています。

④内臓激痛問題

→この腹痛はなんだかよくわかっていないけど、ピークを越えたもののまだ症状があるので通院中です。なんだか最近は炎症を抑える薬がホイッて出てくるだけになってきていて病院がお手上げになってきている気がします。でも、うっすらと回復はしてきている気もしないでもなくて、なんとなくシンプルに血行不良とかからきている気がするのでストレッチとかをしていろいろ模索中です。

⑤肘ビリビリ問題

→これはまだブログには書いていないんですけども、なんだか肘がビリビリと痛むなぁと思いつつ過ごしていていたある朝、背伸びして腕が伸びたときに肘が裂けたのではないかというものすごい衝撃が走って肘がおかしくなったというものです。
これもちょっと意味の分からない痛みで、数日様子みたんですけども無理だったのでこれはよくわからんけど肉離れとか何か起きてるぞと思って整形外科に行きました。
そしてレントゲン撮ってもらいましたけども例によって原因不明。痛み止めの塗り薬もらいましたけど効かず、なんとなく神経がいったか?と思って神経修復にいいらしいビタミンB12とりつつ、いろいろ試行錯誤してみて徐々に回復しつつあります。もうちょいで治りそう。

そんなわけで、前置きが長くなりましたけど、とにかく原因がよくわからないけど不調が多い今日この頃です。

ついでにもう1個、病院には行っていないですけどもともと持っている不整脈がこの春くらいから例年にないハイペースで発生していてこれも気持ちよくない。
数年前に検査したところ、気にはなるけど大丈夫なやつとのことなので無視するしかないみたいなのですけども回数が明らかにいつもと違う。

ただ、その一方で健康診断では(おそらく)褒められたようなところもあるので余計に意味が分からない状況です。

そんな感じで、明らかにおかしいけどなんもわからんので自分でなんとかしていくしかないなと思いました。

今、大変良い世の中になってきたものでスマートウォッチというもので自分の健康状態がある程度可視化されます。

というわけでスマートウォッチつけてみることにしました。前置きはここまでここからが本題です。

どのスマートウォッチにする?

スマートウォッチといってもいろいろあるよね、という話ですけども、どうやら”Apple Watch”は心電図の機能とかついているらしい。

不整脈のある私としてはぜひ欲しい機能です。

……しかしながらiPhone持ってないと使えないらしいんですよね。
残念ながら私はAndroidで、iPadでいけるのでは?と思ったんですけども、調べた限りではiPadじゃダメらしいとのことであきらめました。

じゃあGoogleの方はどうかなと思って調べると”Pixel Watch”シリーズがAndroid版のそれのポジションらしいことがわかりました。
さらに調べてみると、”Fitbit”というシリーズもあってGoogleが買収したものとのこと。

単純に比べられないですけども、Fitbitが運動とか健康とかを中心に発展してきたもので、記録をとるのがメインであってトラッカーと呼ばれるらしい。そしてPixel Watchはもっと高機能っぽくてスマートウォッチっぽいもの、という感じっぽかったです。

最近はPixel Watchメインで売るようになってきているらしいですが、FitbitはFitbitで売られているみたいで、Fitbitの方が安く、電池持ちが良くて1週間前後いけるようでした。

ということで、私は健康の記録さえ取れればいいのでFitbitの方にしました。
ちょうど、先日スマホ買ったためにもらったGoogleストアクレジットがあって、それで買おうと思っていたPixel Standというスマホの充電台があったのですけども、あれがもう何カ月も在庫復活しなくてあきらめてきたところだったのでそれを使いました。

Sense 2

そんなFitbitにもいろんな機種があってなかなか決められなかったのですけども、公式サイトで機種間の比較などして最終的に決めたのはFitbit Sense 2です。

これはメンタルの健康についても考慮された機能やセンサーなどがあるものということだったのが決め手になりました。

何せストレスから不整脈が出やすくなるとかもあるので、その辺のマネジメントもしていただきたいのです。

開封の儀~セットアップの儀

そんなわけで届きました。

箱をパカッと開くとこんな感じです。

箱がおもしろくて、開けただけでワクワクさせてくれるのはうれしいですね。

というわけでセットアップに入ります。

スマホにFitbitアプリをダウンロードします。

で、このアプリでSense 2と接続して、充電しながら時計内のアプリのバージョンアップなどしたら準備完了です。

ちなみに充電は専用のケーブルあって、時計側は専用のコネクタになっていました。
時計の後ろに磁石でピタッとくっつきます。そして反対側はUSBのAタイプから電力をとります。

時計のバンドは大きさ別で2種類入ってきました。

なお、時計の時刻がUTCになっていて9時間進んで表示されちゃって四苦八苦したのですけども、スマホアプリ側を一旦ログアウトしてから入り直して同期したら日本時間になりました。

使ってみる

基本的な(最低限の)使い方としては、ただ腕時計として腕に着けて生活するだけです。
寝るときもつけたままにすることでいろいろなデータが取れます。

つけたらすぐにリアルタイムで現在の心拍数が出てきました。

時計の文字盤はデザインがかなりの種類から選択できるようになっていました。

たとえば以下の文字盤だと、四隅に次の情報が出ています。
・右上が現在の心拍数(リアルタイム)
・右下は前夜の睡眠スコア(100点満点)
・左上は今日のストレスマネジメントスコア(100点満点)
・左下は今日のゾーンタイム(運動などして心拍数が一定以上になった(ゾーンに入った)分数)

※ちなみに表面に液晶保護フィルムを貼ってみているので、貼らなければもうちょいすっきりきれいに見えるかと思います。

睡眠のスコアが低いと「あぁ…昨日夜更かししちゃったな…」と反省して寝る気になりますし、
ストレスのスコアが低いと「少なくとも今日は無理しないで楽に生きよう」とか思いますし、
ゾーン時間が少ないと「今日はあまり動いていないからストレッチとかしとこう」という気になります。

というわけで、正直これだけでかなり健康に対する意識が高まりました。

よく寝た、寝てないとかのぼんやりしていたものがはっきり可視化されるのは大きい。

あとは画面をシュッとスワイプすると他のアプリ(ストップウォッチとか過去2時間の心拍数のグラフとかトレーニングを記録するモードとか)が出ます。

先ほどの睡眠スコアもそうですが、各種のデータは基本的にはスマホに勝手に同期されていてスマホアプリでみるような使い方になります。
データは蓄積されていき、日別、週別、月別などで確認できます。

当日分などの一部データはスマホアプリを開かずとも、ウォッチ側だけでもパッと確認することができるようになっています。

私はこの中で、「今日階段で上がった階数」が見えるのが気に入っています。
(階段の計測はFitbitの中でも計測する機種としない機種があるようなのでご注意)

どうやって階段を検知しているのかわからないですけども、結構正確です。

こういうデータがスマホアプリを開かずとも腕ですぐにパッと確認できるというのはかなりすばらしくて、おかげさまでチラチラ見ちゃうもんだから「あっ、今日まだあまり階段使ってないね!」って気づいてエレベータ乗らずに階段向かったりします。

で、階段を急ぎ目に上ったりすると心拍数が上がって脂肪燃焼のゾーンに入ってゾーンタイムとしてもカウントされたりして一石二鳥みたいになってうれしいのです。
一日の目標があって、ゲームっぽい感じなのがいいのかもしれません。(なお、私は毎日全部の目標をクリアするのは難しいと思っているので、今日は階段だけでもクリアしよう、とか目標はできる範囲で狙っています)

ちなみに、スマホで睡眠の情報を見てみるとこんな感じだったりします。

かなり細かく記録がとられている感じですね。
なお、やたらと「覚醒状態」に細かく入っていますけども、そこまで目が覚めまくりという状況ではないのでたぶん寝返りとか何かが記録されているのかと思います。一番右の覚醒状態は布団から出ないでウダウダしていた時間だと思います。

これも機種によると思いますが、睡眠関連では、呼吸数、心拍変動、皮膚温、血中酸素(SpO2※)なども記録されていて自分の平均から外れるとわかるようになっているらしいです。
※コロナでパルスオキシメーターなど有名になった酸素飽和度ですが、任意のタイミングでの計測はなく、寝て起きたときに昨夜はどうだったか、というのだけわかります。

日中の心拍については、Apple Watchでは心室細動(心臓の異常の疑い)が通知されるとかで魅力的ですが、Fitbitでは安静時の心拍数がいつもより以上に高いか低いときに通知が来るみたいです。

私の不整脈はとくに検知とかはされません。
海外だと心電図アプリが提供されているらしくもしかしたら何か検知する機能とかがあるのかもしれませんが、日本では国の承認がまだ通っていないとかどうとからしいです。

個人的には心電図とかが気になるのですけども、寝ているときの呼吸数とかが特に特別な値にはなっていないということがわかっただけで割と安心しました。

メンタルの機能について

あと、このSense 2ならではのメンタルの機能ですが、これまた詳しいことはわかりませんが何かしらのストレスを受けると、だいたいその10分後くらいに『なあ、さっき心が乱れたみたいだけどなんかあった?』って感じでウォッチがブルッと通知してきます。

写真ブレてますがこんな感じで、イライラしたのか、不安だったのか、逆にワクワクしたのか、といったボタンが出てきて、その時の感情を記録しつつ振り返ることができます。

振り返ることで、次からは冷静に対処できるようになるとかがねらいかなと思います。(たぶん)

この機能ですけども、私が初めて反応したときは「えっ、さっき何あったっけ?」って振り返ってみたら仕事の電話をしていたときでした。

なので、いや、この機能すごいな……!と思ったのですけども、割と私が心が揺れ過ぎなのかちょくちょく『なあ、さっきどした?』と聞かれまくるので、2週間ほどしてこの確認はOFFに設定しました。

確認はOFFにしても記録は続けられていてスマホアプリの方で何時何分ストレスを検知したかがわかるようになっています。(スマホアプリで後からこの時間の感情はこうだった、と記録することも可能)
1日単位で何分検知されたかもわかるので、じっくりデータを見れば自分と向き合うことができるかもしれません。

他にSense 2特有の機能としては、ウォッチつけているのと反対の手を文字盤に載せることで皮膚の電気でメンタル状態を検知して、それに応じて心を落ち着かせるセッションができるみたいなのもありました。
瞑想とかヨガ的な感じなのをやりたい人にはいいかもしれません。

他の良かったところ

そんなわけで実はもう1か月くらい使っているのですけども、他の良かったところなどです。

運動リマインド

座りっぱなしで過ごしていると「ちょっとは歩きなよ」という通知がブルッときます。
もうちょい具体的には毎時50分に、その1時間に250歩の歩行がなければあと10分以内に残り何歩歩いて、みたいな通知が来ます。

これはちょうど今、私が病院に通っている中で、「座りっぱなしは良くない」と言われたところだったのですごく助かってます。

通知が来る曜日と時間帯を少しばかり設定できるので最初は休日はオフになるようにしていたのですけども、これは毎日チェックしたほうがいいなと思ってすべての曜日でオンにして使っています。

スマホの通知を通知する機能

設定すると、スマホに出る通知をそのままウォッチの方にも出すことができました。

私は普段スマホは音が出ない設定にしているので着信とかを逃すことがたまにあるのですけども、着信には確実に気づけるようになりました。

こういった機能があるとは想定していなかったけどかなり良かったです。

スマホで通知をサイレントにしているものは通知されない、夜間は通知オフにできる、LINEとかは文字だけであればだいたい読めていくつかの定型文であればウォッチから直接返信できる、といった感じでした。

Alexa

GoogleなんですけどもまさかのAlexa搭載でした。

ウォッチでのボタン操作が必要ですけどもAlexaが起動できて、起動したら音声でAlexaが使えます。

スマホのAlexaアプリを経由して動くだけの機能かもしれませんけども、なんかちょっとしたときに天気確認するなどにいいかもと思いました。

※なお、Alexaに聞かずともウォッチ自体に天気アプリが入ってはいます(後述)

つけっぱなしでもそんなに気にならない

これは機能とはちょっと違いますけども、つけっぱなしで寝るとかどうなのかと思いましたがまったく気になりませんでした。

ここ数年は腕時計なるものを付けずに生きてきたのですけども、やっぱり腕に時計あるとそれだけで結構便利だなと気づいたりもしました。

あ、一つ気になるといえば、何か動くときにどっかにぶつけたりしないかは気になりますね。
これは普通の時計でも同じだとは思いますが。

あと、1回、つけっぱなしでいたらかゆくなってきちゃいました。
腕と接触する面(文字盤の裏側)をティッシュで拭いてみたりしたのですけどもそれでも2~3日かゆいというのがありました。
その後、ウェットティッシュで拭いてみたらかゆみがなくなりました。

以前、流しきれていない石鹸でかゆくなったことはあったので、もしかしたら今回も手洗いの時とかの石鹸分がついちゃっていたのかなと思ったりしました。
防水はしっかりしているみたいなので、たまにはウェットティッシュなどで拭いたらいいかなと思いました。

なお、Fitbitのつけっぱなしがお肌のストレスになっても困るので、寝るときだけは利き腕に着けかえて使うことにしました。正しい使い方ではないかもしれませんが。

いいんだけどももうちょいがんばってほしいこと

ここまで書いてきたとおりいろんな機能があって、買う前に思っていたのよりもかなり満足しています。

ただ、欲を言えばもうちょいこうだったらな、という部分もありました。

翻訳

別にいいんですけども、たまに日本語の翻訳が気になることがあります。
例えば、初めて何かしらの条件をクリアしたときにスマホアプリ上でバッジがゲットできるんですけども、最初にスマホに通知きたときに「しあわせの丘バッチ」とか書いてあって、なんだ?と思いました。

アプリ画面みたら「Happy Hill」という、1日に階段を10階分上ったという記録らしいのですけどもこれがなぜか通知だと日本語に翻訳されたみたいで、中途半端な感じがしました。

もっとも、Happy Hillって英語圏の人だとしっくりくるのかわかりませんけども。

あと、ウォッチの天気予報アプリです。

「うっとうしい」て。

確かに湿度高いし気温高いし、間違ってはいないんですけども。

ちょっとあまりネガティブなワードを何回も見たくない気持ちもあったので私は天気予報アプリを削除しました。

あと、スマホのFitbitアプリもちょっと微妙なのがカロリー表記です。
その時点での、その日の推定の消費カロリーが出ているんですけども「今日の消費カロリー:1,234カロリー」って感じで「キロカロリー」の「キロ」が抜けているのが気になるところでした。

言わんとしていることはわかるんでいいんですけども。

フォントが適当

あとウォッチ側になりますけども、なんだかフォントが適当っぽいところがあって、一部の文字の下に謎のモールス信号みたいな「・」とか「―」が出たりします。

それと、結構な頻度で数字が太字になったり標準の太さになったりするという謎事象もあります。
56bpm」とか「10分」とか「00:01」とか。

これはてっきりそういうオシャレかと思っていたんですけども、ググったらバグでは?という説があって、確かにそういわれればそうかも、という感じでした。

まあ、これもいいんですけどね。

文字盤が自作できない

文字盤のデザインは多数用意されているものから選べるようになっているのですけども、ちょっと海外っぽいっていうか、私のセンスからいくともうちょっとこうだったらもっといいなぁ!っていうデザインが多かったのです。

で、どうもパソコンで開発環境を用意すれば自作できるらしい!という情報を見つけて、英語のドキュメントを頑張って読んで準備を進めていったのですけどもいざウォッチと接続しようとしたらつながらなくて、なんでかと思ったらSense 2はそういうのはできないってことでした。

前の機種では、できるのもあるけども最近は許可されなくなった模様。

これは残念でした。完全に自分の好みのデザインで時計作れたらとってもうれしかったのですけども。

……が、そう思って改めて選べるデザインをみていたらかなり私好みのものが見つかったので喜んで使っています。結果よければすべてよし。

まとめ

そんなわけで、初めてのスマートウォッチに興奮してしまいやたらと長くなってしまいましたが買ってよかったです。

使ってみてわかったのは、スマホアプリでいろいろできて便利な世の中になったけども、頻繁に使うものは腕についてたりするとさらにものすごく便利だなということです。

腕をサッとやって情報が得られるというのをやってしまうと、スマホでアプリを開くというのがちょっと手間に感じてしまうくらいで、なるほど、これがウェアラブル端末ってやつかとものすごく実感している今日この頃です。

おわり。

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