できれば2ドライブほしい
先日購入したデスクトップPC「Inspiron 3901」ですが、ストレージとしてはCドライブとして512GBのSSDのみとなっています。
でも、できればデータ保存用領域としてDドライブが欲しいなと思いました。
CドライブのWindowsがなんかおかしくなっちゃったときもデータが別ドライブなら復旧などもやりやすいかなと思います。
ならば、自分で増設しようと思いました。
前のPCは結束バンドでのHDD増設がうまくいっているので、同じような感じでいけるかなと思った次第です。
Inspiron 3901の中身を見る
そんなわけで、まずはPCの中がどういう感じになっているのか確認してみました。
PCの中身を見るという行為は、こういう感じなのかというワクワクと、静電気あるいは手をぶつけるなので壊してしまうのではないかというスリルで大変盛り上がるものです。
で、どうやらありがたいことに一般的なHDDがつながるSATAのケーブルと電源ケーブルがしっかり用意されていました。
ごちゃごちゃしていますが、青いコネクタがSATAですね。
これがあればもうほかにケーブルを用意することなく、前の結束バンド使ったときと同様につなぐことができそうです。
今回、DドライブはHDDでなくてSSDにしたいと思いました。
というのも以前は書き込み回数の限界があるといわれたSSDも、今はもう技術的にあまり考えなくてよくなっていて、物理的に機械が動くハードディスクよりも長持ちしやすいらしいのです。
そんなわけで、さっきのSATAのところにSSDをつなげばいいなという感じではありましたが、いろいろ調べた感じでは、PCI-Expressというところにつないだほうがデータの転送速度が速いし、マザーボードに直で挿すのでケーブル不要ですっきりするようなのです。
というわけで、マザーボードの青いところにSSDを増設することで進めようと考えました。
ちなみに、今回初めてのことでわからないことばかりなのでまずは情報をいろいろ調べました。
間違えているところもあると思いますけど↓が私の認識です。
・SSDはHDDで使われているSATAケーブルで接続するタイプ(2.5インチタイプ?)の他に、マザーボードに直で挿すM.2という規格(基板むき出しっぽいやつ?)がある。 ・M.2のSSDにもSATAタイプとPCI-Express(PICe)タイプがある。 ・M.2のSSDには2230、2242、2260、2280といった記載があるが、これはSSDの大きさを示している。(2280は22mm×80mm) ・M.2のSSDの接続端子の形には種類がある。SSDとしては、B-KeyとM-Key、どちらにでも挿せるB&M-Keyがある。間違えると差せない。 ・M.2のSSDがPCIeのx4以上(後述)の場合はM-Keyであるはず。 ・M.2のSSDはかなり熱くなるらしい。そしてSSDは熱いと性能が落ちるので、基本的にヒートシンクはあった方がいいらしい。 ・PCI-Expressには1.0、2.0、3.0、4.0のような種類(Gen)があって、速度が違う。 マザーボード側とSSD側で異なる場合でも互換性はあるらしいが、USB2.0に3.0を挿しても2.0になるのと同様、遅い方に合う。 ・PCI-Expressには、x1、x4、x8、x16があって、マザーボードのスロットの大きさが違う&速度が違う。 マザーボードのでかいスロット(x16など)に、小さい機器(x4など)を挿すのはOK。 特に処理速度面の話をするときは「レーン数」と呼ぶが、基本はスロット数=レーン数。 ・PCI-Expressスロットが複数あっても、CPUごとに限界があり実際に使われるレーン数は少ない場合もある。 ・x1のスロットにx16を挿せるようにするアダプタもある様子。たぶんx1として動作する? ・マザーボードのPCI-Expressのスロットに、M.2のSSDを挿せるようにする変換アダプタがある。 ・SSD用のヒートシンク付きの商品買えばいいんじゃない? ・ヒートシンクの分も重くなるし、PCケースのブラケット対応のもの(PCケースにネジ止めできるタイプ)の方が安定しそう。 ・NVMeというのは、PCIeのSSDのことらしい?? ・AHCIとかはよくわからない。
M.2のSSDとPCIeへの変換アダプタを買いました
正直、「M.2のSSDとPCIeへの変換アダプタを買いました」って記載ですら、私は正しいことを書けているのかわからないのですが、とにかく以下の2つを買ってみました。
SSDが1TBで1万円くらい、変換アダプタが1,000円くらい。(で買えました)
うまくいかなかったら痛い出費となりますけど、これだけいろいろ調べたのですから大丈夫でしょう。(※失敗フラグ成立)
まずはSSD開けてみたところずいぶん小さいですね!
USBメモリも並べてみましたけど薄いし軽い。ここに1TB入っちゃうわけですね……。
(なお、よくみたらもともとPCに入ってきたSSDも同じサイズで、マザーボードに装着されていました)
ちなみに、SSDにもとてもたくさんの種類がありました。
同じメーカーであっても、データ転送速度が違ってお値段も違ったりするらしいですが、とりあえず今までのHDDよりは早いだろうということであまり高いのは選ばず、かつとりあえず日本メーカーのキオクシアにしてみました。
私は「キオクシア」のものを買うのは初めてですけども、名前が好きですね。
あと、もう1個は今のSSDをPCIeに変換するやつです。
SSDは激熱になるらしく、ヒートシンク付きのものにしてみました。
で、たぶんこれらを組み合わせたらいけるだろうということで準備完了。
ちなみに、ヒートシンクを固定する部品として金属のクリップみたいなのも入っていましたが、SSDに傷がつきそうなので透明な輪ゴムみたいなやつだけ使うことにしました。
で、これをあとはパソコンにインです。
ちなみに、この作業は購入したパソコンが届いて、一旦普通にWindows11がデスクトップまで表示されることを確認してから、その他の設定を行う前にやってみています。
増設してみたけどどう?
というわけで、文字通りサクサクとSSDをボードに差し込みましたので電源をON!
エクスプローラーの画面でディスクを確認……出てないですねぇ。
あぁ、はいはい、ディスクの初期化が必要なやつでしょうから、ディスクの管理の画面で確認……あれ、ここにも無いようですけど?
なるほど、もしかしてBIOS?UEFI的なところで何かOFFになっているのね。
……いや、やっぱり出てない……。
この辺から本格的に焦りだした私ですが、BIOS的な画面をあちこち見ているとKIOXIAが認識されている画面もあることを発見!
あと、今回差し込んだのはスロット3という場所だったのですけども、Slot 3 = Mass Storageになっている画面も発見!!
大丈夫、大丈夫。
いいところまで、きてるよ。
一週間後
無理でした。
ダメだ、私にはこれ以上はわかりません。
先日、安く買ったUSBメモリを使って「回復ドライブ」「Windows11のインストールメディア」「Dellのリカバリ用ツール」を作っていろいろやりました。
それで3~4回ほどWindowsの再インストールから試してみたり、ネットの情報をもとにVMDというのを無効にしてみる……とかいろいろ試してみたのですけどもどうしてもきちんと認識してくれません。
dellのサポートに聞いてみる
おそらくこういう機器の増設とかはサポート対象外ではないかと思いつつ、一縷の望みにかけてdellのサポートにチャットで問い合わせてみました。
その結果、やはりサポート対象外とのことでしたけども、一応マニュアルはこうなっているので無理かも……とのご回答。
私もPC購入前からこのマニュアルは見ていて、たしかにSSDは1つまでという記載に読めますが、別にPCI-Expressの空きスロットを使うのは大丈夫かなと勝手に思っちゃったのですよね……。
どうもどう接続しようが、マザーボード直でSSD2枚はいけないみたいです。THE END.
作戦変更する
しかしながら、せっかく1TBのSSDを買ったので使わない手はありません。
というわけで、まずはどうにかSATAのほうにつなげられないか調べたのですけども、どうもそういうアダプタとかもないようなのです。
単純な増設は無理っぽいです。
その後いろいろ悩んだ結果、PCに入ってきた500GBのSSDを取り外して代わりに今回の1TBを入れてCドライブを容量アップ。
さらに、2.5インチのSSDを別途購入してそちらをDドライブとすることにしました。
元から入っていた500GBが余ってしまうのがもったいないですが……。
なお、今回買った変換アダプタも余りますが、これについてきたヒートシンクだけ有効活用させてもらうことにしました。
SSD追加購入
というわけで、2.5インチのSATA接続のSSDと、それを設置するための変換ブラケットというのを買ってみました。
もう、やけになって2TB(2万円)のを買いました。うっ、カードの請求額がまた……。
変換ブラケットもそれと比べたら安いですけど出費ということには違いありません。
ここは一旦、お金のことは考えないようにして、PC本体のケースの裏に書いてあった図を参考に設置してみました。
これはうまいこといきました。
Cドライブが1TBとDドライブが2TBということで、めいっぱいソフトをインストールしてもさすがに余裕でした。(容量大きすぎたかも……)
まとめ
というわけで、パソコンの組み立てってリスクありますね……。
詳しい方ならかなり低リスクになると思いますけども。
出費もなかなかな感じになったりするので、できればパソコン購入時点でちょうどよいのを探したほうが安全ですね。
その一方で、結果的にうまくいったときの満足感もなかなか……。
パソコンは難しくて楽しいものです。
おわり。
コメント