実家のダンボールの中に
先日実家に帰ったときに物置をいろいろ片付けていたところ、いい箱が出てきたので写真を撮ってきた次第です。
すごいゴチャゴチャしてるんですけども、とにかく子どものころの夢が詰まった箱です。
ちなみにうちはゲームに対しての制限がある程度厳しかったのでゲーム機本体を買ってもらえなかったのですけど、ファミコンとスーファミに関してはある時期に親戚のおじさんなどから突然もらえまして、そんな奇跡のイベントにとにかく喜んだものです。
同時にソフトもたくさんもらったのですけど、おじさんがゲームをやめるほどのどんな出来事があったのか、今となっては結構気になります。
そんな感じなので、実はゲームに関しては世間から何年か遅れてのスタートなのです。
その遅れからか、スーパーファミコンのマリオペイントが欲しくなったけどあちこちお店探しても見つからないという出来事がありました。
たぶん発売してすぐだったら簡単に買えたと思うのですけども。
マリオペイントについて
そのマリオペイントですけども、何が良かったのかというと、マウスがついてくるというのが私にすごく刺さったのです。
当時、パソコンなどなかったのでこのハイテク機器がとにかく触りたかったのです。
今もそうですけど絵心が無かったこともあり、マリオペイントに対して、
絵を描きたい:マウス触りたい=2:8
くらいの気持ちでした。
そんなマリオペイント。あらためて説明書の類を見るとまたいい感じですね。
何といっても「ビデオに録ってたのしもう」という提案がすばらしいです。
ゲーム機を超えたような楽しみ方を提供してくれることにワクワクします。
さらに、補足説明の紙まで入っていました。
この紙の一番下の「ご不明な点は最寄りの任天堂各支店・営業所へお問い合わせください。」というのも時代を感じます。
インターネットも無かった時代ということでFAQのサイトとかもなくて、直で問い合わせするというのがデフォルトだったんでしょうねぇ。
今となってはそこまで手間かけて会社が回っていたというのもすごいなと思います。
マリオペイントを求めて
それで、マリオペイントについてどういう思い出があるのかというと、私がマリオペイントが欲しくて探していたのは何年生かは忘れましたが小学生のころなのです。
先ほどのとおり、いくつかお店を回っても見つからなかったのです。
今考えればお店の人に聞けば取り寄せとかもしてくれたのではないかと思いますが、その発想もなかったのです。
それで母上にどうしたものかと相談したら「任天堂に聞け」とだけいうのです。
確かに何かのゲームソフトの説明書とかに電話番号が載っていたのですけど、私は当時電話慣れしていなくてそれはとても難しかったのでした。特に個人ではなくどこかの会社に電話かけるなどは全くしたこともなくて、かけて何から話せばよいかもわかりません。
たぶん、母も電話できなくてゲーム買うのあきらめるだろうと思ってそう言ったのではないかと思います。
しかしながら、電話が苦手とは言えどもあきらめきれず、なんとかならんのかと思っていたところ、電話番号と一緒に書いてあった住所を見つけたのでダメもとで手紙を書いてみることにしたのでした。
内容は「マリオペイントが近くのお店にないんですけどどうにか買えませんか?」みたいなあわよくば直販を依頼するような感じだった気がします。
あと「御中」とか知らなかったので、表面にはでっかく「任天堂 行」と書くという失礼な感じのハガキにしてしまったのをよく覚えています。
とにかくそんな感じでハガキを出したところ、数日後、学校から帰ってきたところで任天堂の方から電話がかかってきました。
たぶんハガキに何かのマネして家の電話番号を書いていたんだと思います。
で、結局電話になったのでかなりアタフタしながらだったのですけど、「(家から少しだけ離れた)お店に在庫があったので予約しておきました。そこに行けば買えます。」とのこと。
そういうこともしてくれるのかという驚きもあってますますアワアワしてしまった(すごい汗かいてた)のですけど、明らかに子どもの私に対してすごい丁寧に対応してくれたのでした。
そんなわけで、そこまでいくとさすがに母もあきらめたのかわかりませんけど普通にそのお店まで連れて行ってくれたので、お年玉を放出して無事入手となりました。
私はマジで人とお話しするのが苦手なので、それまではお店の人と話をするなんてこともまず無かったわけですけど、その予約されたマリオペイントを買うときはさすがに自分から行きました。(またかなり緊張していたと思いますけど)
以上のような感じで、私にとってはマリオペイントの購入のプロセスにおいて、0だった対人スキルの経験値が一気に入った強烈なイベントだったもので、マリオペイントを見るたびにこの時のことを思い出してしまうのです。
まとめ
子どものころ遊んだものを見ると何かと思い出がありますね。
他のゲームを見てもやはり何かと思い出すことはあって懐かしいものです。
これからも良い思い出を作っていければと思います。
おわり。
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