続きです
というわけで、ニンテンドーラボ買った件の続きです。
ニンテンドーラボのメインのモードは、キットに入ってくるダンボールを組み立てて「Toy-Con」と呼ばれるコントローラーを作り、内蔵されているゲームで遊ぶというものです。
実はそのほかにも「Toy-Conガレージ」というメニューがあります。
Toy-Conガレージでは、Joy-Conなどを制御して自分で遊びやオリジナルのToy-Conを作れるとのことで、私はこっちのメニューも気になってしょうがなかったのです。
用意したもの
というわけで、何か作るためには道具や材料が必要です。
ニンテンドーラボ本編のToy-Conについては、付属のダンボールを切り離したり組み立てたりするための道具が全然いらないというすごさがあるのですけど、自分で作るためには何かと必要です。
というわけで、100円ショップに行って次のようなのを準備してみました。
- カッター(厚い段ボールも切りそうだったのでマジなタイプ)
- カッターマット
- カッター使っても削れない定規
- 反射テープ
反射テープについては、Joy-ConのIRカメラで読み取るのに「再帰性反射シート」が使えるということで自転車に貼るようなやつを買ってみました。
斜めから光を当てても、元の方向に光が反射して帰ってくるすごいやつです。
ネットでもいろいろ売られているようで、実際に使えるかどうかはわかりませんけどだいたいのこれっぽい反射テープはいけるのではないかと思います。
あと、
- 黒の厚紙
それと家にあった、
- Amazonから届いた箱の底にたまに入っているきれいな1枚板の段ボール(ノリとかついていないやつ)
そして、
- アメ
それと写真ありませんけど、
- 木工用ボンド
の以上です。
このいちごみるくのアメおいしいですよね。
噛む前提みたいな感じのサクサク感がいいです。
(作品No.1)100円入れるとアメが出てくるやつ
というわけで、まずは一発目、100円入れるとアメが出てくるやつを作ってみたいと思ったのでやってみました。
段ボールに実際のものを置いてなんとなく設計図兼本番の下書きみたいな感じで線を引いてみました。
で、カッターでダンボールを切りました。
……切ったとこまではよかったんですけど、組み立ててみようとしたらいろいろ不備があったんで後から付け足したりもしつつ箱を完成させました。
子どものころから雑誌の付録みたいな工作は好きでしたけど、一からという経験はあまりなかったのでごちゃごちゃしちゃいました。
なお、箱の後ろは作っていないので、自動的に断面図みたいになっていますけどこんな感じです。
もうちょい綺麗にやりたいんですけど、次にも作ってみたいものが控えているのです。
とりあえずはこれで……。
さて、プログラム(?)はこんな感じです。四角いやつ(ノード)をつなぐだけなのでわかりやすい。
100円投入すると、Joy-ConのIRマーカーのすぐ近くに100円玉が落ちてIRマーカーが反応。
で、ちょっと音を鳴らしつつJoy-Conの振動でアメが坂を滑って出てきます。すぐ出てきてもつまらないので、振動開始までには1秒待機を入れてみました。
あとはおまけで最後に画面光らせたり音を出したり。
それがこれです。
ちょっと問題がありまして、アメのセッティングによってはアメが滑らないことや、100円玉の落ち方によってIRマーカーに反応せず、100円玉がこの謎の機械に呑まれることがあります。
……けど、とりあえず動いたのでおもしろかったです。
まさかゲーム機でこういう遊びができるとは……。
ちなみに、このブログで動画で見てもらいたいと思ったんですけど、YouTubeに上げるのはちょっと手間がかかりそうだったので、twitterに上げて↑のように貼り付けました。
……で、普段はこのブログの更新情報しか出していないtwitterで上げたところ、すごい人数の方に再生していただいたようでやべぇと思いました。
変なもの出してすみません。ありがとうございます。
(作品No.2)ウェルカムボードを作ってみた件
以前、ゼルダの伝説の一番くじで「エフェクトーン」というのが出ていて、これをドアとか引き出しにつけておくと開けたときに効果音が出るってやつなんですけど、これがほしかったんですよねぇ。
というわけで、こういうのも作れるのかなと思ってやってみました。
これはプログラムの方だけでだいたい完結するんですけど、もうちょい視覚的にも訴えたいところがありましたので、黒の厚紙を切り抜きまして……(地味に時間かかった)、
ニンテンドーラボ付属の枠を使って本体に取り付けて、
プログラムの方を用意しました。
とりあえず、戸が開いたら鳴らす想定です。
IRカメラを戸に向けて置いておくので、通常時はIRマーカーが反応している状態ですが、戸を開けるとIRマーカーの反応がなくなります。
なので、IRマーカーの反応をNOTで逆転させて、画面を光らせたり、音を鳴らしたりするようにしました。
音のほうは、単純に鳴らそうと思ってノード(プログラム中の四角)を置いたら、戸が開いている間じゅう、何度も再生が始まって音がガチャガチャになりました。
どうにかならんのかと思って、NOTの次にカウンターを挟んでみたらうまくいって、1回だけ再生されるようになりました。
具体的には、IRマーカーに動きが合ったらカウンターを0から1にカウントアップ。
そして、カウンターが1になったら次の音を出すノードに信号を出力すると同時に、カウンターをすぐに0にリセットすることで音の方への信号を停止する、という感じです。
ただし、カウンターが1になったときに自分をすぐ0にリセットさせるため、カウンターの出力と入力を直接つなごうとしましたが、それはつながってくれませんでした。
これは直での接続ではなく、間に0.00秒のタイマーを挟むことで達成できました。
この辺、うまいやり方あればなと思いましたけどとりあえずはこれでいいかなと思います。
出来上がりはこうなりました。
なんかシュールになった。
(作品No.3)バランスをとるとアメがもらえるゲーム
続いて、ゲームっぽいのも作りたいと思いましたし、Joy-Conとかの他の機能も使ってみたいと思ったのでそれらを両立できるものを作ってみました。
内容としてはJoy-ConとSwitch本体をそれぞれ一定の傾きにして数秒ホールドできればアメがもらえるというもので、Wii Fitに入っているバランスゲームみたいな感じです。
で、ぜひともご褒美のアメがほしいんですけど、前の100円入れるシステムだとアメがうまくでないことも多かったのでアメ排出機構は超シンプルに刷新しました。
まずは例のAmazonの段ボールを切ってみました。
後ろはもちろん作らず、単純に取り出し口が斜めについている感じ。
で、公式の動画の中からヒントを得たんですけど、これとは別に厚紙を用意して、真ん中に切れ込みをいれつつ、下2か所の角をちょっと斜めに切り落としつつ、2か所折ったやつをスタンバイ。(説明がヘタすぎる。)
これにJoy-Conを差し込んで立たせまして、
上にアメを直で乗せる。
そして、これをアメ出口のところにスタンバイさせる……と、
この状態でJoy-Conを振動させるとJoy-Conの重みで厚紙が広がって、厚紙方向にJoy-Conが倒れて、そのときにアメを前に放り投げるのでアメが出てくるという力技です。
で、ゲーム部分ですけど、
随分ごちゃごちゃしてきました。
左手のJoy-Conと、右手のSwitch本体についてそれぞれ決められた角度で持つと、出力が出るので、両方の出力をANDでまとめます。
ほいで、ANDから出力がある(つまり両手とも傾きが正解している)ときは、真ん中のカウンターがグイーっと上がり続けて、それが100に達したらアメが出ます。
ANDから出力がない(つまりうまくいっていないとき)は、NOTを通してカウンターに0リセットをかけ続けるというもの。
……と文字で書くとこれまたゴチャゴチャしてしまいますけど、こうなりました。
アメの勢いが非常に良い。
(作品No.4)アメがもらえる音ゲー
もうちょいゲーム成分がほしいと思いました。
どうしようかなと思ったところ、出力で音を鳴らせるので音ゲーを作りたいと思いました。
アメ排出の部分はもう前と同じくしたんですけど、プログラムがやはりゴチャゴチャしました。
とりあえず、NOTを特に入力なしの状態で置いておくと、NOTからは常に”1″が出てきました。
この出力をタイマーを通して一定間隔ごとの信号になるようにしつつ、カウンターで受けると常にカウントアップし続けるのでそれを使いました。
ちょっとプログラム的には、画面表示とプログラムが同じ画面に置かれるのでどうしても線が激しくなりますね。
なお、ついついアメ出口の上をデコってしまいました。
まとめ
というわけで、ニンテンドーラボではやろうとするといろいろなことができそうな感じです。
ソフトウェア(プログラム)に力を入れるもよし、ハードウェア(段ボール)に力を入れるもよし、デザインに力を入れるもよしということで、なかなか面白く楽しめました。
そういえばまだ反射テープ使ってなかったのでこっちも活用したいところです。
おわり。
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