はんだ付けスキルゼロから始める電子工作
私は以前、Nintendo Switchの故障したJoy-Conを買って修理するというのにハマった時期がありました。
これがまた直して動くようになるのがものすごく楽しかったのですけども、何個かのJoy-Conにチャレンジしたうち、直せなかったのが一つありました。
それは、Joy-Con(R)のRボタンの中の部品(タクトスイッチ)が基板から取れちゃっているというものでした。
このJoy-Conははんだごて使ってはんだ付けもしないといけないというものでした。
私はYouTubeで予習したら簡単にできるような気がしてきてしまいはんだごてを買ってチャレンジしたのですけども、はんだ付け初心者がやるような行為ではなかったようで、タクトスイッチをはんだごての熱で溶かして終了しました。
私には直せなかった……。
その悔しさから誓ったのです。
Joy-Con(R)……、強くなったらまた挑戦するから待っていて……。
と。
そして私はすぐに買ったのです。
あと、電子工作用のはんだと、あった方がはんだ付けがやりやすいらしい「フラックス」というものも揃えました。
あれから5か月
Q:この5か月間で、私のはんだ付けスキルはどうなったのか。
A:どうにもなっていない。
そうです。この5か月間まだ何もしていなかったのです。
なぜかというと、はんだ付けをするときは煙を吸わないように換気を十分にした方がいいという情報を得たので、窓を開けても寒くない心地よい季節が来るのを待っていたのです。
そう、今から私の挑戦が始まる。
こういうのが入っていました
というわけで、早速オープンしますとこのような形。
このキット、何がいいかというと解説が非常に初心者向けでありがたいのです。
「はんだ付けトラの巻」という冊子なんかが非常にありがたい。いや、実は5か月放置していたわけではなく、この冊子は何回か読んでイメージトレーニングしていました。
ちなみに、このトラの巻において「フラックスは絶対に使うな」と強く書いていましたので今回は使いません。
(が、Joy-Conの時はたぶん使わないと厳しそうなので師匠の教えに背いてフラックスを発動する予定です)
はんだ付け練習基板
つづいてのありがたみポイントとしては「はんだ付け練習基板」という練習用の基板が入っていることです。
いきなり本番にいくのではなくここで雰囲気をつかむことができるのです。
裏返すと説明もしっかり日本語で書いてくれています。
「~してみよう」という言葉は、なんか勇気づけられる非常にいい言葉だなと思いました。
というわけで、早速ですけども5か月ぶりにはんだごてに電源を入れてやってみた次第です。
これがまたやはりやると楽しいのです。
はんだが溶ける感覚、すごい小さい端子部分にも意外にはんだが乗るというところなどなど。
うまいわけではないですけども、「できる」という気持ちになってきて最高です。
なお、上記画像において③は部品(抵抗)の取り付けを基板の表と裏で間違えるという致命的なミスをしています。
基板の裏から抵抗を差し込まなきゃいけなかったのに、はんだ付けし終わってから気づきました……。
本番じゃなくて良かったです。練習って大事ですね。誤りをなくすために、そして品質を良くするために。
本番
というわけで、それでは早速、「電子サイコロ」作りに行ってみましょう。
マニュアルと基板にプリントされている文字や記号を見ながら、指定された箇所に部品を差して、裏からはんだ付けするという行為を着々と進めていきます。
……で、やてみると、やはり楽しい~~
なんかはんだ付けっていいなぁと思えてきたのでした。
ただ一つ、はんだ付けで悩ましいことがありました。
はんだ付けやっていると写真を撮る余裕がないのです。
はんだごてはアツアツになりますからその取扱いに注意したり、はんだの煙を吸うなとかあったりで緊張感がすごい。
というわけで、自動的に次の写真が完成後の状態になります。
おおおお、いい感じにできた!!(ように見える!!)
裏はこう!
はんだ付けしまくりました。
はんだ付けした後にあまった部品の脚を切り取るのですけども、100円で買った大きめのニッパーしか持ち合わせていないもので細かいところは上手に切れなかったりしました。
がんばりすぎるとパチンと切ったときに金属片は私の部屋のどこかに飛んで行ってそのうち踏んづけたりしそうで怖かったのです。
ただ、この部品の脚を切るという行為についても部品を差した後に脚を広げすぎないようにすると切りやすいとかと言った知見も得られました。
もちろんはんだ付けにおいても、はんだごての先を専用の濡れスポンジでちょくちょくきれいにするのが大事だということがわかりました。
経験を積むのは大事だと感じた次第です。
でもまだまだ経験が足りないですね。
はんだごてを使い終わったら、先端にはんだをつけておくとこて先の保護になると書いてあったのですけども、上手につけられずこのような状態になったりしました。
しかしながら、電子サイコロは無事動きました!
ちゃんと動くと嬉しいですねぇ……。
電子工作をもっとちゃんとやってみたいという気もしてきます。
今回の電子工作では、サイコロの回転速度とか音の高低を半固定抵抗というつまみを回して調整できるなど、ちょっと凝った感じになっていました。
まとめ
楽しさあり、達成感ありで5か月待ったかいがあったというものです。
もっとやってみたい気がしてきました。
おわり。
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