恥ずかしながら帰ってきました
いや、別に恥ずかしくはないんですけど、どういう話だったかというと、この冬の感想対策として超音波式の加湿器を12月に導入したという話についてです。
ここに書いた通り、以前は水を沸騰させて湯気を出すスチーム式を使っていたものの、ろくにお手入れしなかったので加湿器の中にミネラルか何か(「スケール」というらしい)が白い結石のようにガビガビにこびりついてどうにもならなくなったことがありました。
それで、今年は超音波式にしてみたのであります。
超音波式を2か月使ってわかったこと
2か月も暮らしているとさすがに相手がどういうものなのかがわかってくるところですけど、超音波式の加湿器について分かったことはこれ。
「ちゃんとお手入れしないと、ピンク色の何かが繁殖する」
ピンク色の何かっていうのは、夏の風呂場で発生しがちなアレに近いものだと思いますけど、この加湿器にも現れたのでした。
こちら、なるべく綺麗に取り除いた後なんですけど、給水タンクのフタ部分とか、
上の吹き出し口のあたりとか
そういったところにピンク色が付き始めたのであります。
で、ネットを見ると、どうやら基本的に無害らしいものの、さらに状況が悪化するとカビが生えてくるとかいう情報もあったし、それよりも何よりもそういうものが繁殖している加湿器で部屋を潤わせたくないという気持ちが強い。
ちゃんと毎日お手入れして、たまにはクエン酸使ったりしていれば大丈夫なんでしょうけど、私としてはそこまで手間をかけるくらいなら加湿器を使いたくないというものぐさな気持ちが勝っているわけです。
しかしながら、まだ乾燥した日が続く今日この頃。
ちょっと超音波式とは別れて、しっかり水を加熱してくれる(少なくともピンク色は出ない)スチーム式に戻ることにしたんです。
大奮発
で、もちろんいつもならなるべく安い加湿器を選ぶところです。
だいたい5000円しないくらいで十分によさそうなのは買えるんですよね。
山善(YAMAZEN) 2.5L スチーム式加湿器(木造約6畳/プレハブ約9畳) ホワイト KS-A253(W)
- 出版社/メーカー: 山善(YAMAZEN)
- メディア: ホーム&キッチン
…でもこれまで、加湿器にいろいろと悩まされてきたので、いつもより凄そうなのにしてみようかなと思ってしまいました。
悩みすぎて、もう、金で解決したいというレベル。
いい加湿器はお手入れもしやすかったりするのではないのかという淡い期待。
で、決めたのはこちらです。
見た目からしてかっこいい
なんとデジタルで湿度もでちゃうタイプです。私がんばりました。
三菱重工 スチーム式加湿器(木造6畳まで/プレハブ洋室10畳まで ブラック) スチーム加湿器roomist(ルーミスト) SHE35PD-K
- 出版社/メーカー: 三菱重工
- メディア:
大きさを比べるとこんな感じです。
前のと比べると明らかに大きいですけど、その分水も入るし、前のタイプにつかっていたお盆も含めるとむしろ省スペースになったくらいです。
何のお盆かというと、給水時にどうしても水滴がこぼれるのでこれは手放せなかったんですよね。しずく型の加湿器ってみんな給水時に水滴こぼれちゃうのだろうか。
あちこち違う
で、今回の加湿器だと横に吸気口もついている。
私の人生においては加湿器の吸気口を見るのは初めてである。
高いやつはこうなってんのか。
あと、上のフタを開けると給水タンクがあります。
当然ですけど、こういう取っ手のついたタンクは取り出しやすくて非常に良いですね。
あと、タンクの隣の煙突みたいなのをとると、白い筒状の「蒸発布」が巻かれた「加熱筒」ってのがありました。
この布で水を吸い上げて、筒が発熱して蒸発するというシステム。
するとどういうことか起きるのかというと、スチーム式で発生してしまうスケール(白いガビガビ)は布のところで発生するので、お手入れとしては定期的に布をもみ洗いすることがメインとなるとのこと。
説明書を読んでこのお手入れの仕方を見た時は「天才か……。」と思わず目頭を押さえざるを得なかった。
前に使ったスチーム式は、加湿器の中が全部ガビガビになっちゃったんですよね。
それがこのシステムならほとんど布にスケールが集中する。
お手入れの手間がグッと小さくなっているわけで、それなら喜んで揉もうではないか。(ほかにも吸気口とかも少しは綺麗にしておかないといけないですけど)
この蒸発布は予備が1枚付いてきたし、もちろん別売りもされているので買い替えればOK。
うーん、本体が高いなとは思ったけど、これなら加湿器本体は長く使えそうな気がする。
なお、2週間くらいで「掃除してくれ」っていう表示が出る親切設計です。
さっそく、蒸発布を揉んでみたところ確かにガビガビ感がありまして、うまいことこの蒸発布が機能しているなと思ったところです。
話を戻しまして、タンクを取り出すとこんな感じ。
フタに水滴がついていますけど、それでも前の超音波式のようにダラダラ垂れることは起こらず、もちろんお盆など不要です。
このタンクのフタの裏にもフィルターが入っていて、これまたスケールの発生を抑えてくれるとのこと。
徹底したスケール対応がされてますね。別売りもあるけど、説明書には使わなくても運転できますって書いてます。
あと、コンセント部分は電気ポットとかでよくある磁石でピタッとする安心設計です。
なお、加湿器の中は加熱筒の周り以外は加熱されていないので万が一バシャッとこぼしてもやけどとかは起こりにくそうな気がします。
で、電源を入れるとこんな感じ。
うーん、今まで湿度の表示のある加湿器を使ったことなかったんで、なんか高級感あるっていうかいい感じですね。
温度と湿度に応じておまかせで運転してくれるのもいいところ。
まとめ
というわけで、加湿器を運用するにはスチーム式でも超音波式でも、何かしらのお手入れが必須ってことですね。
しかしながら、製品によってはそのお手入れのやりやすさが違うので手間を抑えたいならちょっといいのを使った方が良いんだなと思いました。
おわり。
象印 スチーム式加湿器(木造~6畳/プレハブ洋室~10畳) ホワイト EE-RM35-WA
- 出版社/メーカー: 象印
- メディア: ホーム&キッチン
コメント
お手入れは象印のポットの加湿器が一番楽ですね。
元修理屋が選ぶおすすめ家電ってサイトに色々比較が書いてありました。
超音波式はやはり色々問題が多いようです。
加湿器は衛生面、お手入れのしやすさが大事なんですねぇ。