ペーパーボーイ!
Switchで次々とインディーゲームが出てくるもんで、随時チェックしているんですけど先日、「ザ・ビデオキッド」というゲームが発売開始されました。
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主人公がスケボーにのって、ビデオ(VHSテープ)を配達するゲームということですけど、画面みてみたらこれ「ペーパーボーイ」じゃん!
ペーパーボーイとは
ペーパーボーイってのはファミコンにあったソフトで、友人が持っていたので遊んだことがあるんですけど、どういうゲームなのかというと自転車に乗って新聞配達するゲームであります。
まっすぐな街の歩道(や車道)画面が自動でスクロールして進んでいく中で、自転車に乗った主人公を左右にコントロールしながら障害物を避けて進みつつ、新聞を横に放り投げて家に配達するというゲームです。
家のポストに配達するとベストですけど、うまくポストに入れるのが難しい。
とりあえずドアにぶつけてもセーフだったはず。
で、うまく配達できれば翌日、お客さんが増えて配達する家が多くなるし、届けられないとお客さんが減って確かゲームオーバーになってしまう。
さらになんといっても道中の障害物がひどくて、接触すると一発アウトなんですけど後半になると死神とかわけのわからん障害物が出てきて、しかも自分をめがけてやってくるという何ともシュールなゲームです。
相当難しかったけど、面白かったというあの日の思い出。
ビデオキッド
で、そんなペーパーボーイがなんかパロディ的な感じで作られたのがこのビデオキッドらしいんですけど、もうぜひやりたい。
っていうか定価500円だし、やるしかない!
というわけで、購入に至ったのでありました。
やりました
というわけで、こういう画面です。
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全体的にピクセル感を出した画面。あと、画面の四隅が丸い感じになっていてブラウン管のような印象があります。
ペーパーボーイと同じく、自動的に前に進んでいく(止まることはできない)ので障害物を避けながらビデオを配達しなければならい。
操作は左右移動とジャンプ、ビデオを投げるの4ボタンのみ。
ストーリーはこれ。
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「ビデオを配達して講演で待っているジェシカに会おう!」という、なんのこっちゃという話ですけど、なんかビデオの配達でお金を稼いで彼女にプレゼントを買う、的な話の模様。
ペーパーボーイとビデオキッドの違い
で、私の記憶の中のペーパーボーイと比較すると次のような違いがあるみたいでした。
- ペーパーボーイはアナログな感じで左右にちょいちょいと移動できた。ビデオキッドは歩道、車道の左車線、車道の右車線の3列のどこかを走るスタイル。
- ビデオキッドはジャンプで超えられる障害物もある。
- ビデオの数に限りなしで投げ放題。ペーパーボーイは手持ちの新聞の数があって、道端に落ちている新聞を拾うとチャージされたような。
- ビデオ投げて、家の窓を割っても点数が入る。ペーパーボーイではなんか怒られたような気がする。
ペーパーボーイのつもりでプレイすると、ビデオ投げ放題ってのはちょっと違和感があります。
っていうかそんなに大量のビデオがどこから出てくるのか。
ビデオキッドのパロディ感
そんなゲームですけど、プレイしているとなんか見たことがあるキャラクター(らしきもの)が出てくる。
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他にもいろいろパロディっぽいのが出まくるんですけど(多分出てくるものほとんどがパロディ)、私には元ネタがわからないものが多かったです。
賑やかな感じになっているのは確かで、先に進むほどにえっ?何これ?!っていうような驚きがあるので楽しいのは楽しい。
そんなゲームですけど、今回も1ミスでゲームオーバーではあるものの、ある程度障害物のパターンがある感じなのでやる程にわかって先に進みやすくはなります。
パターンがだいたいわかってもトリッキーな動きがあったりするので油断はならない。
あと、何回か出てくる交差点がかなりランダムな感じなのでやられやすい。
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ゲームオーバーになるとどこまで進めたかが表示されます。
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これは76%まで行った時ですけど、相当頑張ったほうだと思います。
で、休み休み遊びながら3~4時間でクリアしました。
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ペーパーボーイとは違って1本の長いステージ一つだけです…が、やりごたえあるし、500円という価格からは納得のボリューム感。
スタートからは5分くらいでゴールまでいけますが、ミスが許されないので体感時間としては10分くらいある。
そのほかのメモ
で、私の場合、何度もゲームオーバーになったもんで、ゲーム内で使えるお金もたまりまして、主人公の着せ替えできる服(もしくはキャラ)もすべて購入完了して完全に遊んだ感じになりました。
あと、うまく配達したところで翌日にお客さんが増えるというゲームでもないので、やはりペーパーボーイ感はあるけど、あくまでゴールに向かうことが主目的の別なゲームなのかなと思いました。
最後に難ありポイントとしては、
- ゴールぎりぎりでミスったときにゲームオーバーで進行率100%と表示される処理の甘さ
- 3~4時間のプレイでフリーズ2回
というのがありましたけど、500円ということでここは目をつぶって楽しみましょう。
ファミコンのゲームもそんなもんです。
まとめ
そんな感じで、シンプルなゲームですけど楽しさはあります。
一人でプレイするのももちろん、多人数でやるのも楽しいと思います。特に初めてプレイする人がいるときは、プレイする人もそれを見る人も楽しめるかと思います。
満足できるゲームでした。
おわり。
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