とっても面白かった
Switchで「There Is No Game: Wrong Dimension」というゲームを遊びました。
説明がややこしくなるんですけども、私たちはゲームをしたいのに、ゲームのプログラムが「ここにゲームはないから帰れ」って言ってくるゲームです。
……うーん、これは私にはうまく説明できない感じがありますけども、とにかく全体的に面白くてよかったので紹介させてください。
なるべくネタバレなしでいきますけども、ここから下は見方によってはそういう情報も入ってきてしまうことご了承ください。
こんなゲームでした
最初のタイトル画面のところからこれです。
本来「始める」であろうところが「始めない」になっていてもはや最高な感じがにじみ出ています。
ボタンを押すと次に出てくる選択肢はこれです。
基本的にプログラム側はゲームを遊ばせる気はないんですよね。
最初のセーブの説明もこんな感じなのでとても面白い。
とりあえず本編に入ると、「やあ、ユーザー!」とプログラムが呼びかけてきます。
このゲームはなんとほぼフルボイスです。
英語でずーっとなんやかんや言ってきます。最初から最後までめちゃくちゃしゃべる。
で、それが字幕できちんと日本語で表示されているんですけども、その英語の音声に込められた感情と字幕の翻訳が素晴らしいです。いいキャラクター性が出ていると思います。
最初、ゲームを遊ばせてくれないのでこちらもムッとしてしまう感じはあるのですけども、話を進めていくとこのキャラクターのことが好きになってきました。
序盤などはもうゲームはないから帰れ、みたいなことを言われるのですけども……、
プレイヤー(ユーザー)はこのゲームにいろいろ干渉しようとして、なんとかゲームで遊ぼうとします。
序盤のこの場面ではゲームが無いと言われても困るので何かできることはないかなといじくりまわすと、実は看板の「!」が分解できることがわかり、それを使ってブロック崩しの要領で他の文字も破壊するといったことをします。
画面のどこをどう触るみたいな説明はないので、いろいろ触ってみてできることを探すというような謎解きのような感じもあります。
操作はコントローラーでもタッチでもいけますが、場面によってはタッチの方が楽なところもあるかも、くらいな感じです。
その「いろいろ触ってみてできることを探す」なのですが、これがまた場面によっていろいろなのでいつも新鮮です。
あるときはメモリエラーをわざと起こしたり……、
あるときはOSに入ったり……。
予想外の展開に進んでいきます。
その後はいろいろあって話に動きがあって(これもややこしいので省略)、ゲームの世界に入って、ゲームにいろいろ干渉したりします。
とあるチャプターでは、ゼルダの伝説的なゲームに入ることも……。
この一連のドタバタが結構突拍子もないような感じもあるのですけども、その中で例の音声のキャラクターが「どうなっちまってるんだ?!」みたいなことを言いながら、ゲーム内容にツッコミを入れつついつも一緒にいる感じになるので、それこそもはや一緒にプレイしているような感じになります。
バディとなるキャラクターがついてくるゲームがあると思いますが、このゲームについては一味違う感じがあります。
また、基本無料ゲームのことを「F2P」と呼ぶというのを私は今回初めて知ったのですけども、このゲームの中では「F2Pは最悪」みたいなことをずっと言っていてそういう思想も面白かったです。
課金するのかどうかみたいなお話とかも。
まとめ
で、早々にまとめに入ってしまいますけどもとにかく面白くて私は大好きな感じでした。
序盤の一部はちょっと私には合わなくて、「このままこの方式のゲームが続くとしたらしんどいな……」と思ったところもあったのですけども、その後はおもしろさ復活、そしてさらに怒涛の展開へ……!という感じでした。
もし遊んでみて、チャプター2でくじけそうになったらヒント(ヘルプ)を使ってもいいからとにかくチャプター3まで進んでみてほしいです。
ちなみに私はヘルプなしでクリアしたかったのですけども、唯一、後半のとあるコーヒー関係のところがわからなくてヘルプ使ってしまいました。
長時間ハマってしまったところもありゲームクリアまでは6時間ほどたっぷりかかりましたが、全体的にそんなのアリ?!っていう感じの謎解き要素が続くところもあって楽しかったです。
あと、やっぱり音声と字幕がとてもよかったです。
1個だけ、かなりクライマックス的な雰囲気のところでどうしても翻訳の都合上、字幕を見てしまうと正解がわかりやすすぎたところがありました。
もしかしたら英語音声だけで遊んだら「……ああ!それか!!」ってなってかなり面白かったかも。
私には無理ですが、そこも完全に楽しみたい人は英語で字幕なしで頑張ってみてください。
おわり。
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