給湯器が故障したので電気でお風呂を沸かした件

今、給湯器の在庫が少ないらしい

なんだか最近の半導体不足のあおりを受けて、国内の給湯器の在庫が少なくなっているようなのですよね。

故障したときに修理が2~3か月待ちになるというニュースを2つも見ました。

いや~、これから冬だってのに給湯器が壊れたら大変だねぇ~って思っていたら給湯器が壊れました

タイミング良すぎる。

こんな嘘くさいブログあるか。

ところがどっこい‥‥‥‥夢じゃありません‥‥‥‥! 現実です‥‥‥! これが現実‥!

故障の経緯

何があったかと言うと……、いつものように文明の利器にあやかってボタン一発でお風呂を沸かそうとしていたわけですけども、途中でなんかエラーになって止まったのでした。

給湯器のリモコンをみるとなにやらエラーコードらしき「130」という数字が……。

操作を受け付けてくれないし、パロマ 130とかで検索してもそんなに事例が出てこないわけです。

ひとまず、ガスが来ているのかガスコンロをひねってみたところガスコンロもダメみたいでした。

なるほど、これはガスメーターの安全装置みたいなのが働いたやつだなと思って、ガス会社のホームページを参考にガスメーターを見に行くも特にエラーが出てない。

というわけでガス会社に電話したら、何かヤバいかもということで駆けつけてくれました。助かります。

そして見ていただいたところこれは給湯器がおかしいとのことです。
とりあえずガスコンロは復帰してもらえました。

そんなわけで賃貸なので不動産屋さんに電話したところ、翌日に設備の会社の人が来てくれるとのこと。

ならいいかなと思ったその刹那、給湯器不足のニュースが頭の中をかけめぐり「ヤバい……」と思いました。
これはおそらく長期戦になる……と。

あいにく、近くに銭湯や温泉の類が全然ないのでお風呂をなんとかしないと……。
逆に言えばお風呂以外は大丈夫なのですけども、しかし、お風呂がないというだけで結構あせります。

というわけで、急いで解決策をググったところ、電気でお風呂を沸かせるヒーターがあるらしいとのことで24,000円となかなかの高額でしたが即注文しました。(定価は30,000円くらいっぽいです)

人間、急にお風呂を取り上げられると追い詰められます。

経緯まとめ

そんな感じでしたが全ての経緯をまとめると以下の通りになります。

  • 1日目:給湯器停止。ガス屋さんが給湯器の故障と判断。私は電気ヒーターを発注。
  • 2日目:設備の会社の人が確認。メーカーでないと対応できない部分と判断。
  • 3日目:メーカーの人が来て給湯器を即直した
  • 4日目:私が注文したヒーター到着。

というわけで、なんか3日目で給湯器はあっけなく直りました……。原因不明ということですけど、とりあえずは良かった……。
(ちなみにパロマのエラーコード130は、CO(一酸化炭素)が出すぎとかなんとかだそうです。)

めっきり冷え込んできた今日この頃、この2日間はがんばって鍋でお湯をわかして、がんばって身体を洗ったのですけども、そんな生活も終わりました。

そして、そこにお風呂を沸かすためのヒーターが届いた。そういうわけです。

沸かすぜ!!!!

というわけで、もう給湯器が直っちゃったから使わなくてもいいんですけども動作確認ということで無理やりテンション上げて、届いた電気のヒーターでお風呂を沸かしてみることにしました。

そのヒーターと言うのはこちら。「沸かし太郎」です。直球ネーミング。

何がいいって「これ1本で全てが解消!」っていうところです。自信が満ち溢れている。

中身はこんな感じです。(ペットボトルは大きさ比較用)

コンセント →(コード) → コントロールボックス → (コード) → ヒーター
というように1本でつながっています。

あと、使った後に本体を置いておく横置きスタンドや、コントロールボックス(電源スイッチや温度設定ダイヤルがある)を壁に引っかけるためのネジも入っていました。
常用もしやすそうです。

そんなわけで、本邦初公開のうちのお風呂です。決してでかくはない。

ヒーター本体を、水を張ったお風呂に沈めます。
ヒーターの周りに全体的に銀色のカバーがついているのと、さらに両端に黒いゴムみたいなのがついているので浴槽の床へ直接触れておらず、浴槽に熱が伝わる影響はあまり考えなくてもよさそうです。

ヒーターからはコードと、ヒーターを引き上げる用の白いヒモが出ています。

で、これをコンセントにつなぐというのはなかなかドキドキするものです。
感電しちゃうんじゃない?という緊張感がすごい。

しかしながら説明書にもあるんですけども、これを入れているときにお風呂に入らないでね、とのことなのでとりあえずそこを守ればいいかと思います。

ヒーターを入れて、きちんと手を拭いてからコンセントをつなぐ。
入浴するときはまずコンセント抜いてから。
これだけやれば大丈夫でしょう。

なお、コードの長さは、ヒーターとコントロールボックス間、コントロールボックスとコンセント間ともに2~3mあって、使ってみたら非常にちょうど良かったです。

あとは、お風呂のフタをして使うというのが基本のようなので、その辺で急遽買ってきたシート状のフタをしておきました。
これっぽいやつです。

9 hours later …

9時間後。

えっ?!9時間?!と思われるかもしれませんが、そうなのです。

さすがに時間がかかるらしく冬場は9時間かかるとの説明書きがありまして、9時間の放置になります。
朝仕込んで、夜に入浴できる感じです。

実際はお風呂の大きさや気温にもよるので、たぶん今回は6~7時間で行けたんじゃないかなと思うのですけども、ひとまず既定の時間放置しました。

コントロールボックスで温度は設定できるので、放置すると設定した温度まで行ったらそれ以上は加熱しないで保温されるみたいな感じになるようです。なので沸騰とかはしません。

なお、910Wのパワーと言うことで、加熱中は最大9アンペアくらいの電流が流れると思います。
他の家電と併用する場合、ブレーカーに注意する必要があるかもしれません。

電気料金が気になってきますけど、多めに見て冬に9時間ずっと最大パワーで加熱したとして910W×9h=8.2kWhで、後はプランとかによりますけど仮に25円/kWhとすれば205円だと思います。
思ったほどではない。

なお、コードやコントロールボックスはほんのり温かくなっていました。
さすがに910Wのパワーを感じます。

沸きました

というわけで、写真だと何が何やらですがお風呂がしっかりとお湯になりました!!

入浴シーンはさすがにアレなので省略させていただきますが、普通にポカポカというかむしろいつもよりも熱くしてしまったので大変温まりました。

最近、お風呂に入って「ごくらく、ごくらく~」みたいに言うシーンをめっきり見ないような気がしますが、今回はそんな感じで最高でした。

まとめ

というわけで、電気でお風呂を沸かしてみましたのですけど、とてもシンプルな機械で簡単にお風呂が沸かせてよかったです。

もし今後またお風呂入るときに給湯器がおかしくなっても、夜に加熱を始めれば朝風呂でリカバリできそうですし、災害時に水と電気は復旧したけど都市ガスが復旧しないというときにかなり助かりそうです。

実際、震災の時は都市ガスだけが数週間止まっていたのを目の当たりにしているので、このヒーターがあると心強いと思いました。

ちょっと高いですけどそういった面での安心感を得ることができて良かったです。
非常用にしっかり保管しておきたいと思います。

お風呂の保温、子ども用プールの温めなどにもこれ1本で解消!するみたいなので、必要があればそういった用途にもいいかもしれません。

おわり。

コメント

タイトルとURLをコピーしました