ノートPCの起動速度をあげたくてSSDを入れてみた件

家に少し古いノートPCがありまして

私はやっぱりパソコンというものが好きでして、Surfaceもパソコンとして数えてもよいのならば4台のパソコンがあります。

明らかに多い。フル活用するなら両手両足で使うとか考えないといけない。

で、ここまで増えたのは故障したので新しいの買ったけど、前のを修理してもらったら問題なく復活したとかという理由もあります。

で、そんな中に、古くて動作が遅いので使わなくなっていたノートPCがありまして、その名をInspiron 5323と申します。DELLのノートPCです。

Surface使いとなった今となっては、このPCがまた遅く感じてしょうがないのです。

何が遅いってまずPCの起動がすごく遅いので、常にシャットダウンじゃなくてスリープにしないとやってられんのです。

……で、部屋もせまいし、そろそろ処分しちゃおうかな……と思ったんですけど、改めてなんで遅いのかなと思ってタスクマネージャを見てみたら「ディスク」がずーっと100%の稼働になっているのでした。一方、CPUやメモリはまだ余裕がある。

このPCのディスクはというと、SSDではなくハードディスク(HDD)であります。

つまりハードディスクへのアクセスが遅いのが原因になっている模様。

やっぱり、Windowsが入っているCドライブがHDDなのかSSDなのかというのは、パソコンの動作速度にかなりの影響を及ぼすんですねぇ。SSDの速さは最高です。

じゃあ、このPCもHDDをSSDに入れ替えちゃえばそこそこ速いPCに生まれ変わるんじゃないの?と思ってSSDを調べていたんですけど、このPCはHDD交換をしようとするとかなり大変な分解作業が必要になるらしい、というのと、すぐにアクセスできるところにmSATAのSSDを増設できる端子があるらしい、ということがわかりました。

私、mSATAというのは初めて知ったんですけど、こっちだと取り付ける作業自体は簡単そうだったのでやってみることにしました。

取り付けた後にWindowsがちゃんとインストールできるのかどうかはやってみるしかない。

やってみようぜ

まず、増設前のドライブはこんな感じでCとDのドライブになっています。

実際には、1台のハードディスクの中でパーティションが分かれている状況。

そこに今回、一石を投じるというかSSDを投じるわけですけど、mSATAのSSDを調べて出てきた120GBのやつにしました。

これがまた、Amazonでこの商品のページを開いたところ「あと10分以内の注文で明日到着」とか出ていて、え?マジで?!明日時間あるから届いたらうれしいしどうしよう??!!

って、すごい慌ててそもそもこの商品でいいのか、mSATAというのは買うにあたって何か気を付けることあるんだろうかとか調べまくってギリギリ2分前に注文したものです。

結局、mSATAという規格であればたぶん大丈夫っぽい、という結論に至っての注文です。

大変スリルのある注文であった。

届きました

というわけで、きちんと翌日に届きました。思っていたより小さくて軽いです。

開けるとこんな感じで、本体とネジが2本入っていました。

SSD本体に穴が2つ開いているので、ここでPCに固定するのでしょう。

さっそくつけてみる

というわけで、とりあえず増設してみましょう……。

このPCだと、ひっくり返して裏にあるフタになっているところのネジを1本外すだけで、

もう現場に到着です。

しっかりとmSATAと書いてあるところがある。

そこをよく見るとネジ穴らしきものが一つありました。

今回買ったSSDは2つ穴があったけどこのノートPCは穴が1つしかないので片方だけ使う模様。

なにやら黄色いシールで穴が閉じられていたのではがしました。

で、そこの端子のところに買ったSSDを差してみる…と、

なにやら斜めにビーン!って感じになりました。

なるほど、これを固定するためにネジが必要なんだな。

というわけで装着。

それにしても、このSSDの回路は何やら細かくいろいろついてますね。何が何やらよくわかりませんけど。

増設したものを使えるようにする

さて、増設はできたけど、Windowsでちゃんと使えるのか?というのが次の山場となります。

電源を入れて、Windowsのディスクの管理画面に入ってみたところ…、なにやら「ディスクの初期化」画面が出ました。

つまり、とりあえずディスクとして認識されたぞ!

さて、初期化にあたってMBRとGPTの選択肢が出ているんですけど、よくわからんので元から入っているHDDのプロパティを見て、それと同じMBRを選んでおきました。

で、初期化が終わると元のHDD(ディスク0)の他に、SSD(ディスク1)がしっかり認識されているようです。

SSDにWIndows 10を入れてみよう

というわけで、次はWindows 10をSSDにインストールしてみます。

Microsoftのサイトから、Windows10のクリーンインストールに使えるイメージをダウンロードできるので、USBメモリ(8GB)にインストール用イメージを入れました。

このUSBメモリを差してからPCの電源を入れるとWindows10のインストールができる。ただ、現状の設定だと、普通にHDDからいつも通りWindowsが起動してしまう、というわけでBIOSでUSBメモリの起動順位を上げます。

なお、この画面でmSATAのSSDが画面に出てこず不安になりました。

なんだろう、BIOSにうまく認識されていないのかな。

でも、とりあえずインストールは続行。

USBの順位を上げたならば、先ほど作ったUSBメモリを差した状態でPCを起動。

すると、Windows 10のインストーラが無事起動したので進めていきます。

途中でライセンス認証の画面が出ました。

説明を読むと、再インストールならばプロダクトキーを入れなくても大丈夫、とのことなのでスルー。

で、Windowsのインストール先ですけど、この画面ではなんとなくSSDらしきドライブを選べるようになっていたのでそこを選択。

あとはホイホイやってたら無事Windows 10のインストールが完了したようです。

インストールも早い。早くもSSDの能力の片鱗が見えた。

起動……するのか

で、これでSSDに入れたWindowsが起動すんのか?という話がありまして。

なにせ、HDDには元のWindowsがあり、SSDにも今入れたWindowsがある。

それでいて、BIOSの起動順位にはHDDしか出てこないし……。

と思っていたら「オペレーティング システムの選択」という画面が出てきました。

おお、このPCには2つのWindows10が入っている状態になったわけですけど、それが選べるんですね。

どっちがSSDなのか、という情報までは表示されませんでしたが、ボリューム3とボリューム5と出たので後の番号である5のほうを選択。

……そうしてみたところ、あっけなくSSDから起動したようです。

SSDがCドライブになって、元のDはD、元のCはEとして表示されました。

ライセンス認証も問題ない模様。

で、この時点で、先ほどの「オペレーティング システムの選択」画面で毎回起動したいWindowsを選べばもう普通に使えるという状態になったんですけど、毎回あの画面を経由するのはやめたいので、古いWindowsを消すことにしました。

ライセンス的にも一つのPCに2つのWindows入っているのはよろしくないような気もするし……。

というわけで、起動時の選択画面を消すのはどうしたらよいかと思ったらmsconfigで設定できる模様。

開いたシステム構成のブートのところで、間違えないようにいらないほうのWindowsを選んで削除……。

で、これで起動時にOSの選択画面も出なくなりました。

仕上げ

最後に仕上げとして、元のHDDにあったドライブ(パーティション)を一つにしてきれいにすることにしました。

さらに、ついでに最初から作られていた「OEM」とか「RECOVERY」パーティションというのも消しちゃおうと思ったんですけど、「RECOVERY」が消せないようだったでスルー。

それでこういうディスク構成になりました。

エクスプローラーで見てもこういう感じで、Dドライブのほうがでっかくまとまってすっきりしました。

さて、問題の動作速度は……?

というわけで、感じの動作速度が速くなったのかどうかですけど、前後で機能の様子を撮影してみたので、さっそくチャンネル作ったばかりのYouTubeにあげてみました。

動画の編集ってのもなかなか面白いもんで、無駄に音楽とか入れてしまいました。

で、動画にもあるとおり比較の仕方が雑ですけども、SSD増設前と比べると爆速と言えるのではないでしょうか。

まだまだ普通に使えるPCになりました。

やったぜ!!!

まとめ

mSATAのSSD増設がうまくいって、WindowsもちゃんとインストールできたのでPCが復活しました。やったね

3000円でおつりがくるような金額でPCが元気になったのが良かったです。

実家のPCもすごい遅くて、ディスクが原因の可能性があるので同じくSSD化してみたいところです。

おわり。

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